JR折尾新駅舎オープン
日本初の立体交差と大正モダニズムの様式で長年親しまれた折尾の駅舎。平成24年に惜しまれつつ姿を消してから十年目、令和3年1月2日に待望の新駅舎がついにそのベールを脱ぎました。末広がりの高架鉄道を両脇に抱え、要に構える駅舎の存在感は、まさに近未来デザインと大正モダニズムの融合。改札口を1カ所に集約して、バリアフリー設備や駅ナカテナントもそなえた広い連絡通路にも、学園都市のターミナルにふさわしい貫禄がうかがえます。福北ゆたか線(短絡線)の高架移設に向け、まだ構内の工事は続きますが、魅力に富んだ折尾新駅舎の開業は、生まれ変わるまちの歴史的な一ページを飾るものでしょう。